少し前までヒップホップのラップシーンでは男性ラッパーが長いこと主流であり、女性ラッパーは割と日の目をみる機会が少なめでしたが、最近は女性ラッパーもガンガン出てきていますね。ニッキー・ミーナジュやカーディーB、メーガン・ダ・スタリオンなどの名前に馴染みがあるのではないでしょうか。そこで、新たにHipHopシーンに旋風を巻き起こしているトレンディな女性ラッパー達をハイライト!
Part1
Ice Spice「アイス・スパイス」

本名はアイシス・ガストン。2000年1月1日生まれの22歳 (2022年現在)
今年リリースしたシングル「Munch (Feelin’ U)」は、NYのブロンクスから名を上げTikTokで流行り、ビルボードにランクインし、今、日本まで届き、トレンディHipHop話題としてピックアップされている。
NY出身のヒップホップドリルシーンにて注目を浴びているアーティストであり、ラッパーであった父親の影響を受けているそう。曲のタイトルである「Munch」という意味は、女性に見返りを求めないセクシャルフェイバーをする男性の事で、アイス・スパイスは「セクシャルフェイバーを受けてあげただけよ、私はBaddie (バーディー)よ。」フックの部分で繰り返されている”You thought I was feeling you” (私があなたに気があるとでも思っているの?) というフレーズはsnsからトレンドワードになっている。
「私はBaddie。欲しいものは手に入れるの」と、とっても自信あふれる強気な女性の態度を出しているところが多くのアメリカ女性達の中で共感され、話題になり、TikTokで炎上している現象が起こっているようだ。Baddie (バーディー)とは磨き上げられたセクシーボディと美貌をもつ魅力的な女性のことを表すトレンディースラング。SNSやトレンドソングでも最近多く使われている。