これまでにミックステープやゲストラッパーとしてアルバム参加しつつ、キャリアをあげてきたシカゴ出身のラッパー”G・ハーボ”待望の1stアルバム”Humble Beast”をリリースした!
このアルバムでは、彼のソングライティングスキルが高く評価されており、収録曲”Malcolm”では物語を語る「ストーリーテーラー」スタイルでストリートとリアリティーの物語りを表現している。
主なストーリー解説
タイトルの名の通り、「マルコム」という少年がシカゴを舞台に、過酷なストリートライフを生き延び、ヤケクソになってしまった少年はギャング紛争に身を置いてしまった。少年は争いのさなか人を殺してしまう。そして、少年の未来はまた過酷な刑務所生活へ。ネガティブなサークルから抜け出せずに、どんどん自滅へ歩んでいってしまった。
メッセージ
この最悪の結末を迎えるストーリーは決して作り話ではないことをGハーボは作品を通して、故郷シカゴの過酷さを伝えようとしている。また、まだ若いストリートライフを送る少年少女たちへ「数分の感情やヤケクソ精神で、一生を背負う過ちを簡単に犯してしまうことになる」ということを、警告メッセージとしてストーリーテーラースタイルでリアルに語っている。
音楽でメッセージを伝えるのはストリートスタイル
実はHIPHOPスタイルのひとつとして、教養や愛を満足に受けずに育つ若者達に、音楽や独自カルチャーを通してメッセージを伝えるという方法はストリートミュージックではよく用いられてきた。そんなHIPHOPのエッセンスがこの曲にしっかり染み込まれている。
G ハーボ – マルコム:
また、過酷な場所であるデトロイト出身の「ダニー・ブラウン」’Danny Brown’ もGハーボのマルコムについてツイートしている。「若いラッパー達よ、GHerboのMalcolmの様なメッセージソングを書いてくれ。カルチャーのために。」100点満点マーク付↓
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